iJAMP自治体実務セミナー「日本農業の成長産業化を目指して」

iJAMP自治体実務セミナー
「日本農業の成長産業化を目指して 〜未来に繋げるヒントとは〜」

第3部 農業の現場から

「農業の役割を再考!
〜いま伝えたいこと〜」

若手営農者
黒田 栄継氏

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 全国の青年農業者が集まる全国農協青年組織協議会の会長を務める黒田栄継氏は、北海道・芽室町で畑作を営む若手営農者だ。青年部の活動の一環で消費者の意見を聞く機会が多かった黒田氏は、都市と農村の溝を痛感。その経験をもとに、相互理解を深める目的で行っている「農村ホームステイ」など地元での取り組みについて報告した。

 大学卒業後、実家に戻り農業を継いだ黒田氏は、土壌改良や輪作体系など一から勉強し、がむしゃらに働いたという。仕事に自信を持ち、経営も安定してきた頃はちょうど世界貿易機関(WTO)農業交渉の真っただ中。「日本経済の足を引っ張る農業は必要ないという論調が胸に突き刺さった」と当時を振り返る。食を支える農業は大事なものではなかったのかという疑問が湧いた。消費者との意見交換会でも、「農家は売り物には農薬をかけて、自分たちの食べる分にはかけないのだろう」といった誤解が多く、都市と農村は相いれないものなのかと悩んだ。次ページに続く ≫

黒田 栄継(くろだ・よしつぐ)氏

北海道・芽室町在住。1998年愛媛大学教育学部卒業後就農。主に本人、父、母、弟の家族経営で、小麦、馬鈴しょ、長芋、ごぼう、ゆり根、スイートコーン、小豆、かぼちゃなどを作付。経営面積25ha。2012年北海道農協青年部協議会会長、2014年全国農協青年組織協議会会長。

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