iJAMP自治体実務セミナー「日本農業の成長産業化を目指して」

iJAMP自治体実務セミナー
「日本農業の成長産業化を目指して 〜未来に繋げるヒントとは〜」

第1部 基調講演

「攻めの農林水産業の推進について」

農林水産大臣
林 芳正氏

 「攻め」のカギを握る農林水産業や外食産業などの海外展開、輸出については「アジア市場を取り込んでいくことが重要な課題だ」と強調した。2012年に4500億円だった農林水産物・食品の輸出額を、東京五輪開催の20年に1兆円にするため、品目別・仕向け地別の政策も展開すると語った。具体例としてイスラム教にのっとったハラル処理を行える体制の整備を挙げた。

 林農水相はさらに、海外展開、輸出には日本食文化や食材の浸透が必要との認識を示し、15年5月開幕のミラノ国際博覧会(万博)を、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食・日本人の伝統的な食文化」を世界に向け発信する絶好の機会として積極的に活用する方針を表明した。東京五輪まで海外PRを展開することも明らかにした。

 一方、人口が減少する国内市場では高付加価値化の対応が重要と指摘した。「医福食農連携」を対策のキーワードに挙げ、慶応大学と日本食と長寿の相関関係の科学的調査をしていることや、地元食材を使う介護食品の開発、中国から輸入している漢方薬原料の国産化といった取り組みも紹介した。次ページに続く ≫

画像

過去のセミナーレポート一覧へ