◇特別な「安全ビデオ」作製

 本日は、ANAグループの観光振興の目指す方向性、取り組みを紹介し、最後に今後に向けてのお話をさせていただきます。
 まず、私どもの紹介を兼ねて、ビデオをご覧いただきます。2018年12月から国内線と国際線で放映されている安全のビデオです。
 ご承知の通り、航空会社の第1の使命は安全ということです。
 しかし、安全のビデオというものは、どうしてもご覧いただけないことが多い。そのため、今回は、注目いただくこと、そして、特に外国の方に日本の文化の良さを改めて認識いただき、興味を持っていただくことを目的として作製しました。

◇目指す観光振興の方向性

 ANAグループにとって、訪日観光客の政府目標は、成長戦略の重要なキーワードとなっています。
 首都圏空港の機能強化は、非常に大きな追い風になり、国、民間一体となって貢献していくことが大事と考えています。
 ANAグループとしては、国や各自治体と連携しながら、観光振興を基軸とし、国内の交流人口拡大によって地域経済を活性化させるお手伝いができれば、と考えています。
 交流人口の増加により、お客さまが増え、経営が安定し、次の投資ができるという好循環を進めていくことが非常に重要です。

◇取り組みの現状

 訪日外国人向けウェブサイトを開設しています。ここでは、旅行プランの作成や予約をSNSでシェアすることも可能です。
 また、訪日外国人向けに、訪日国内線運賃として1万800円や5400円という均一料金で販売しています。
 ANAは17年10月、観光振興の取り組みを迅速、かつ戦略的に行うため、「観光アクション部」を設置し、ANAグループの統括と観光関連諸機関の窓口を担っております。
 さらに、インバウンド誘客による地域創生を目指す「地域創生インバウンド協議会」を他企業とともに発足させました。これにより、単独の企業では提供がなかなか難しいサービスを可能にしていくと考えています。
 そのほか、食をメーンコンテンツとした、地方ならではの体験をプロデュースする「ODYSSEY JAPAN」事業を展開しています。
 欧米で普及するガストロノミーツーリズムに温泉をプラスした、新しい体験を提供する「温泉ガストロノミーツーリズム」の事務局を運営しています。
 貨物ネットワークを活用した特産品のアジア向け輸送を行い、アバターを使ってさまざまな疑似体験ができる「ANA AVATAR」事業を進めています。

◇最大のチャンス

 日本の魅力をもっと世界に伝えていくために、官民学を問わず、幅広い分野で協力を進めたいと考えています。
航空会社として従来から行っている需要喚起の取り組みに     加えて、航空路線の拡充を図る一方、     国、地方自治体、企業、団体等との連携も不可欠だと     考えています。
 連携の一例としては、ラグビーワールドカップを開催する大分県とともに、宿泊施設として農村民泊の活用を進めています。当社と提携関係にある民泊サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」が大分県と提携し、農家にセミナーを開くことで、宿舎が提供可能な人を斡旋するなど、大分県の魅力を発信する下地作りをしています。
 20年に向けて非常に大きなイベントが予定されています。首都圏空港の機能強化を最大のチャンスとして、われわれも訪日観光客の増加、地方へのお客様の送客などで貢献していきたいと考えています。

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